その1の続きです。
ネットワーク設定
次に、静的IPアドレスを付与し、DNSゾーンを作成し、https化を行います。
ネットワーキング
ネットワーキングのタグを押下するとネットワーキング設定をおこなうことができます。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.02.08-ネットワーキングのタグ.png)
IPアドレスやファイアウォールの設定が見える事でしょう。
このページでは大きくいえば2つの仕事をおこないます。1つは静的IPアドレスの割り当て、もう1つは DNSゾーンの作成です。
IPアドレス
IPv6無効化
IPv6 が有効になっています。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.03.39-IPv6ネットワーキングが有効になっています.png)
無効に切り替えます。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.04.52-IPv6を無効にしました.png)
負荷分散、ディストリビューション
ちなみに負荷分散とディストリビューションはそのままです。特に有効にしたりはしません。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.05.12-負荷分散とディストリビューションは特に有効にしたりしません.png)
静的IPアドレスの割り当て
静的IPアドレスを作成し、インスタンスにアタッチします。
今パブリックIPv4アドレスとして付与されているアドレスは一時的なものです。インスタンスを再起動してもIPアドレスが変わらないようにするため、静的IPアドレスに変更します。
静的IPアドレスの作成
パブリックIPの中にある静的IPの作成ボタンを押下します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.07.24-パブリックIP.png)
静的IPアドレスの作成の画面が表示されます。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.09.24-静的IPロケーションとインスタンスアタッチ.png)
静的IPロケーションは、東京などでよいでしょう。
インスタンスへのアタッチでは、静的IPアドレスをアタッチするLightsail インスタンス名になっていることを確認します。
静的IPの指定では、そのIPアドレスに別名をつけます。
そして作成ボタンを押下します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.11.05-作成btn押下.png)
静的IPアドレスが無料であるためには条件があります。インスタンスに割り当てられていない、つまり有効活用されていない宙ぶらりんの静的IPアドレスを放置するとお金を取られるので注意しましょう。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.11.22-静的IPアドレス無料の条件.png)
アタッチされた静的IPアドレス
静的IPアドレスが作成されインスタンスへアタッチ済みとなります。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.12.32-静的IPアドレスが作成されアタッチ済みとなる.png)
DNSゾーン
DNSゾーンの作成
DNSゾーンの作成に進みます。もう一度ネットワーキングタグを押下します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.18.28-ネットワーキングタブ.png)
DNSゾーンの作成ボタンを押下します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.19.22-DNSゾーンの作成を押下.png)
DNSゾーン作成ページが開きます。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.20.01-DNSゾーンの作成ページ.png)
お名前.com に保持しているドメインを登録済みドメインとして登録します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.34.09-登録済みドメインの入力-ここではお名前com.png)
DNSゾーンの作成ボタンを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.35.46-DNSゾーンの作成を押下.png)
ネームサーバーとしてサーバーアドレス一覧が表示されます。この4つのサーバーアドレスは後で使います。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.37.31-4つのサーバーアドレスあとで使う.png)
レコードの追加
近くにあるレコードの追加ボタンを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.37.50-レコードの追加を押下.png)
AレコードとCNAMEレコードの追加
AレコードとCNAMEレコードを下図のように追加します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.48.a-AレコードとCNAMEレコードを設定.png)
Aレコード設定の注意
Aレコードのサブドメインには @ を用います。解決先には静的IPアドレスを指定します。サブドメインに @ を用いる事で、サブドメイン無しのアドレスでも静的IPアドレスに解決します。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.48.b-Aレコードにはアットマーク.png)
CNAMEレコード設定の注意
サブドメインに wwwを用います。マップ先は登録済みドメインです。
ドメインサーバー情報の設定
ここからはお名前.com の Navi ページにログインし、ネームサーバー情報を追加する操作を行います。下図はドメイン設定ページです。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.55.10-お名前comのドメイン設定ページ.png)
左サイドメニュー下部のネームサーバーの設定>ネームサーバーの変更を押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.55.36-左サイドメニューのネームサーバーの設定のネームサーバーの変更.png)
対象となるドメイン名の現在のネームサーバー情報を確認してみましょう。初期設定(またはその他)となっているボタンを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.57.59-対象ドメインの現在のネームサーバー情報を確認.png)
ネームサーバーの設定について現在の情報が表示されます。onamae.com のDNSサーバーが設定されているのがわかります。これを変更します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.58.24-ネームサーバー設定の確認ダイアログ.png)
他社のサービスを使うので、その他のサービスタブを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-14.59.00-他社のサービスを使うのでその他のサービスタブ押下.png)
その他のネームサーバーを使うにおけるネームサーバーの入力欄に、事前のDNSゾーンの作成において提示されたネームサーバー一式を入力します。そして確認ボタンを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-15.01.46-事前に確認した4つのネームサーバーを設定.png)
ネームサーバー情報を確認しOKボタンを押下します。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-15.02.15-ネームサーバー情報を確認しOK.png)
これでお名前.com での設定は終了です。
しばらく経てば、IPアドレスでなくドメインアドレスでWordPressサイトを表示できるようになるはずです。そこまで確認したら一段落です。
httpsに変更
httpをhttps に変更するには、SSL 証明書を取得しWebサーバーに設置し定期更新する必要があるのですが、それを一括で行うツールを Bitmani が提供しているので今回はそれを使います。
Webコンソールに入る
ツールを起動するために必要なので LightsailインスタンスのWebコンソールに入ります。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-15.15.34-インスタンスのコンソールに入り.png)
/opt/bitmani/wordpress/wp-config.php を覗き、定数 WP_HOME、WP_SITEURL の define に(httpsでなく)http が用いられていることを確認しておきましょう。
![](https://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-15.57.07-WP_HOMEとWP_SITEURLが-1024x61.png)
Bitmaniのツールを用いる場合、ここの編集は行いません。
Bitmaniのhttps化ツールを起動
Webコンソールにおいて sudo /opt/bitnami/bncert-tool にてツールを起動します。適宜質問に答えていきます。最初にドメイン名を入力し後は基本的に Y ですが N の場所もあります。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-17.12.02-httpsに変更するツールを起動-1024x672.png)
このツールで施される内容がリストで表示されます。これでよければ Y で答えます。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-17.12.41-質問に答えていく-1024x656.png)
SSL証明書の発行に Let’s Encrypt を用いています。Let’s Encrypt Subscriber Agreement? に Y で答えます。
![](http://www.additengineer.info/wp-content/uploads/2022/02/12-30-17.13.20-ツール終了-1024x620.png)
以上でツール実行は終了です。ツール実行時のログファイルも出来ますが、コンソール表示には重要なことが重点的に表示されているのでスクリーンショットを保存しておくことをお勧めします。
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